旅行造の雑記帳

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懐かしの伊豆急100系クモハ103 伊豆急下田→伊豆大川&片瀬白田→伊豆稲取(貨物線) 前面展望


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伊豆急行伊豆急行線は静岡県伊東市の伊東駅から静岡県下田市の伊豆急下田駅を結ぶ45.7 kmの路線です。
1961年(昭和36年)12月10日に全線が開業。伊豆半島東部の海岸沿いを走っていますが、実際に海が見える区間は半分程度です。伊豆半島特有の山が海までせり出す地形のため、全線の38%がトンネルとなっており(全31本・総延長17.8km)、トンネルがない区間は城ヶ崎海岸駅 - 伊豆高原駅間のみです。


伊豆急にはかつて100系が走っていました。
1961年(昭和36年)12月10日の伊豆急行線開業用に導入された車両で、「第二の黒船」とも呼ばれた開業当初の盛況や伊豆半島の観光業の発展、その後の時代の変化に合わせ、一等車(グリーン車)や食堂車を始めとした多彩な車種が導入されました。2002年4月27日をもって営業運転を終了しました。
2011年(平成23年)12月10日に伊豆急行が創業50周年を迎えるにあたり、その記念事業としてこのクモハ103を復活させる計画が立ち上がりました。同年に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)やその後の計画停電により伊豆半島全体の観光自体が大きな打撃を受けた事もあり、集客が期待できる要素として文化財的な存在価値も有する旧型電車に白羽の矢が立った事も大きな要因でした。
運行時に車掌が必要となる事などに伴う採算性の問題や、腐食が進んでいた車体の修復作業、本線上での故障時の対策など様々な懸念がありながらも、現場の努力もあり、これらの課題は1つ1つ解決されました。特に7月から10月まで3ヶ月をかけた修繕では窓ガラスの新調、機器類の補修など全面的な作業が行われ、同時に、100系の保守を手掛けたことがない若手検修員への技術継承も実施されました。一部の部品は解体されたクモハ101から流用されました。
同年10月30日までに修復が完了した後、同日夜に試運転が実施され、翌11月2日に試乗会が行われました。そして11月5日から行われた復活運転ツアーを皮切りに、クモハ103は営業運転に復帰しました。
本線復活後のクモハ103は、臨時列車や貸切列車、ツアー客向けの団体列車に加え、映画のロケに使用されるなど多彩な運用をこなしました。


クモハ103の走行可能区間は復活当初伊豆急下田駅 - 南伊東駅でしたが年を追うごとに短縮し、末期は伊豆急下田駅 - 片瀬白田駅間に制限されていました。クモハ103はATS-Siに適した機器を有していた一方、伊豆急行線や乗り入れ先のJR東日本伊東線で順次導入が進められていたATS-Pへの対応が費用面や車両の容量の問題から困難であった事がその要因でした。更に車両自体の全般検査の期限が2019年夏季に迫っていた結果、伊豆急行は2018年12月27日にクモハ103の営業運転を終了する事となり、再度の引退となりました。


動画は100系クモハ103が復活した後、ツアー向け団体列車「ぶらり100系の旅」で撮った前面展望です。
クモハ103からの前面展望と引退した185系の走行シーンもUPしましたので、是非、ご覧下さい。



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